PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです!
パナマのコーヒーって、どんな特徴のコーヒーなの?
おすすめのパナマコーヒーを知りたい!
今回は、パナマコーヒーに関する疑問に分かりやすくお答えしたいと思います!
スペシャルティコーヒーのブームとともに注目を浴びることとなったパナマ。
パナマ産のコーヒーで有名なものと言えば豊かな風味の「ゲイシャ種」と想像する方も多いと思いますが、今回は少しだけ深堀りいたします。
今回の記事を読むことで、以下のことが分かります。
- パナマコーヒーの特徴
- パナマコーヒーの選び方
それでは行ってみましょう!!
パナマコーヒーはここで栽培されています。
パナマコーヒーは”パナマ運河”で有名な中央アメリカの国、”パナマ共和国”で栽培されています。
コスタリカやコロンビアなどのコーヒー大国に挟まれた位置にあるパナマは、北海道よりもやや小さい面積に人口約422万人(2019年)が暮らしています。
特にパナマの西部に位置するチリキ県は、火山による山岳地帯や肥沃な土壌などコーヒーの栽培に適した環境をもつ地域です。
パナマコーヒーの特徴
パナマで栽培されているコーヒー豆は80%がアラビカ種で、20%はロブスタ種と言われています。
ロブスタ種は主に低地での栽培がされており、主にパナマ国内での消費に使われています。
アラビカ種やロブスタ種の違いについて詳しいお話は「»コーヒー好きなら知っておきたいコーヒー豆の種類」をご覧ください。
産地
パナマの西部に位置するチリキ県の山岳地帯には上質なコーヒーを栽培する地域があります。
- ボケテ地区
- ボルカン地区
- レナシミエント地区
この辺りはとても有名な地域です。
特にボケテ地区は有名な農園が多数存在する高品質コーヒーの栽培が盛んな地域です。
品種
パナマコーヒーの品種として有名なのは豊かな香りをもつ「ゲイシャ種」です。
パナマ エスメラルダ農園の「ゲイシャ種」が、2004年のパナマ国際オークションで当時史上最高値で落札されたのをきっかけに”ゲイシャブーム”が巻き起こりました。
パナマのゲイシャ種の詳しいお話は『»「ゲイシャ種」知っておきたいコーヒー豆の特徴』をご覧ください。
ゲイシャ種の他にも高地では「ブルボン種」「カトゥーラ種」「ティピカ種」などが栽培されています。
こちらも上質なものが多く、ゲイシャ種にばかり注目されがちですが非常に美味しいです。
風味の特徴
品種により風味はさまざまですが、パナマコーヒーは全体的に上品で柔らかく、繊細な風味のものが多いです。
パナマコーヒーの選び方
パナマコーヒーは”農園と品種ごとに選ぶ”のがおすすめです。
各農園のゲイシャ種飲み比べや、他の品種を飲んでみるとより一層パナマコーヒーを楽しめると思います。
パナマで有名どころの農園をご紹介させていただきますね。
ドンパチ農園
さび病対策としてゲイシャ種をコスタリカからパナマにはじめて持ち込んだ農園。
ゲイシャ種の他にもブルボン種、カトゥーラ種、ティピカ種なども栽培しており、様々なコーヒーが楽しめます。
エスメラルダ農園
2004年に当時市場最高値で落札された「ゲイシャ種」を育てたことでも有名な農園。
ゲイシャ種の他にもカトゥアイ種を栽培しています。
エリダ農園
2018年と2019年のベスト・オブ・パナマのゲイシャ部門で、2年連続で最高落札価格を更新した農園。
ゲイシャ種の他にもレッドカトゥアイ種などを栽培しています。
パナマコーヒーの等級
コーヒーの等級は国によりさまざまです。
パナマコーヒーの等級はコーヒー豆の栽培された”標高”で分類され、標高が高いほど等級は高くなります。
等級 | 名称 | 略称 | 標高 |
1 | ストリクトリー・ハード・ビーン | SHB | 1350m~ |
2 | ハード・ビーン | HB | 1200~1350m |
3 | エクストラ・プライム・ウォッシュト | EPW | 900~1200m |
パナマコーヒーの特徴を知って楽しもう!
コーヒー栽培に適した環境を持ち、高品質なコーヒーを世に送り出しているパナマ。
まずはパナマコーヒーの歴史を変えたエスメラルダ農園のゲイシャ種を味わってみるのもいいと思います。
今回は「パナマコーヒーの特徴をざっくり解説!」させていただきましたが、まとめると以下の通りになります。
- 有名なゲイシャ種の他にも様々な品種の上質なコーヒーが味わえる
- 自分に合ったコーヒーを”農園”と”品種”で選ぶ
- 農園ごとの「ゲイシャ種」飲み比べや他の品種を楽しむのもおすすめ
みなさんのコーヒー選びの参考にしてみてください。
以上、まさてぃーでした!!