PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです!
インドのコーヒーって、どんな特徴のコーヒーなの?
どんなコーヒーがあるの?
今回は、インドコーヒーに関する疑問に分かりやすくお答えしたいと思います!
本記事の内容
- インドコーヒーの特徴
- 様々なインドコーヒーの魅力
このブログは自家焙煎珈琲店 PORT OF COFFEE代表のコーヒー好きな管理人が、一緒にコーヒーを楽しめる仲間を作るために華やかなコーヒーの世界から沼までを綴っていくブログです。
インドコーヒーはここで栽培されています
インドコーヒーは、お茶の生産でお馴染みの”インド”で栽培されています。
日本の約9倍の面積に人口約13億6600万人(2019年)が暮らしています。
インドの南に位置する西ガーツ山脈の周辺がコーヒー栽培が盛んな地域となっています。
インドコーヒーの特徴
産地
- カルナータカ
:インドコーヒー生産量の約70%を占める - ケーララ
:インドコーヒー生産量の約20%を占める - タミル・ナードゥ
:インドコーヒー生産量の約5%を占める
品種
ロブスタ種
インスタントコーヒーや缶コーヒーなどに多く使用されるコーヒー品種です。
しかし、一般的な苦みや泥臭さが強いロブスタとは異なる”インド・ロブスタ”は、キレの良い苦みやハニープロセスにより甘味を増したものまで登場しています。
ロブスタ種はインドコーヒー生産量の約70%を占めています。
S795
インドのバルホナコーヒー研究所が選定した、最初にさび病への耐性が見つかった品種。
コーヒーの歴史的にも重要な品種であり、収穫量も多く、味も良いのが特徴です。
インドでのアラビカ種の作付け面積の25~30%を占めています。
ケント
インドで生まれた品種でティピカ種と他の品種との雑種。
さび病への耐性が強く、収穫量も多いのが特徴です。
その他
S9やカウベリなど
風味の特徴
インド・ロブスタ
独特な風味と切れの良い苦みが楽しめます。
ロブスタ種は不味いというイメージとは異なるロブスタコーヒーと言えます。
インド・アラビカ
全体的に柔らかい印象のコーヒーで、中でもケント種は味のバランスが良く人気があります。
中煎り~深煎りまで幅広く美味しく飲めるコーヒーと言えます。
インド・モンスーン
スパイシーな独特の風味で強い個性を楽しめます。
インドコーヒーの伝統的なモンスーンマラバール製法によって加工されるコーヒーですが、好き嫌いが分かれるコーヒーと言えます。
モンスーンコーヒーとモンスーンマラバール製法
モンスーンマラバール製法
収穫されたコーヒー豆をパーチメント(内果皮)の付いた状態で、インド南西部のマラバール海岸にある風通しのよい海辺の倉庫へ運び込みます。
そこで6月から10月のモンスーン(熱帯の季節風)の季節に湿気を含んだ潮風を1週間コーヒー豆にさらします。
その後、コーヒー豆を麻袋へ詰めて空気の通り道を作るように均等に並べます。豆の入れ替えや詰め替えを週に1回程度の割合で行う作業を3~4か月かけて行うと、コーヒー豆は黄金色となり大きく熟成乾燥します。
モンスーンコーヒーは独特の風味をもち、酸味がなく、まろやかでウッディ。滑らかな質感をもつボディと余韻のあるアロマが楽しめます。
インドコーヒーの等級
コーヒーの等級は国によりさまざまです。
インドコーヒーの等級はコーヒー豆の精製方法と品種によって分けられています。
ロブスタ種の等級
等級 | 精製方法 |
パーチメント | ロブスタ種のウォッシュト(水洗式) |
ロブスタチェリー | ロブスタ種のナチュラル(乾燥式) |
アラビカ種の等級
等級 | 精製方法 |
プランテーション | アラビカ種のウォッシュト(水洗式) |
アラビカチェリー | アラビカ種のナチュラル(乾燥式) |
スクリーンサイズによる等級
スクリーンサイズ(豆の大きさ)や採れた標高によって品質の良いものから、AA、A、B、B以下、PB(ピーベリー)と格付けされています。
等級 | 名称 | スクリーンサイズ |
1 | AA | 7.14mm~ |
2 | A | 6.65mm~ |
3 | B | 6.00mm~ |
4 | C | 5.50mm~ |
インドコーヒーの特徴を知って楽しもう!
コーヒー栽培に適した環境を持ち、高品質なロブスタ種やモンスーンコーヒーなど伝統的なコーヒーを世に送り出しているインド。
様々なコーヒーを楽しむことのできる産地だと思います。
今回は「インドコーヒーの特徴をざっくり解説!」させていただきましたが、まとめると以下の通りになります。
- アラビカ種の他にも上質なインド・ロブスタが味わえる
- アラビカ種の人気も高く幅広く楽しめる
- 伝統的なモンスーンコーヒーも味わえる
みなさんのコーヒー選びの参考にしてみてください。
以上、まさてぃーでした!!