PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです!
コーヒーの抽出において、『ブリューレシオ』という言葉を聞いたことはありますか?
ドリップコーヒーを淹れるとき、コーヒー豆の量と注ぐ水(お湯)の量ってどんな比率で淹れていますか?
コーヒー豆と水(お湯)の重さの比率のことを「ブリューレシオ」と言います。
コーヒーは水とコーヒー豆という2つの素材からできるとってもシンプルなもの。
だからこそ、そのバランスは味わいに大きく作用します。
今回はそんなブリューレシオについて解説していきます!
この記事を読むことで以下のことが分かります。
- ブリューレシオの意味
- ブリューレシオの決め方
- おすすめのブリューレシオ
ブリューレシオ
『そんな、いきなりブリューレシオとかいう横文字を言われても困るわぁ~。』って思いますよね(笑)
”ブリューレシオ”という言葉は簡単に訳せば「抽出比率」です。
味わいの濃いおかずはご飯をたくさん食べたくなる!逆に優しい味のおかずはじっくりとご飯を味わいたくなる!
食いしん坊の発想ですが、さほどズレた発想ではないと思いますよ。
濃い味のコーヒー豆は多い水(お湯)で淹れ、優しい味のコーヒー豆は少ない水(お湯)で淹れるとバランスの良い味わいになります。
大まかな見極め方法
それでは、濃い味の豆(水を多くしたい豆)と優しい味の豆(水を少なくしたい豆)の簡単な見極め方法ですが、以下のようにコーヒー豆を見極めるのがおすすめです。
焙煎度合い
それは、焙煎度合いによりコーヒー豆一粒あたりの重量が変わるからとも言えます。
同じ体積でも、浅煎りのコーヒー豆は重く、深煎りのコーヒー豆は軽くなります。
同じ重さを量りコーヒーを抽出しても、1杯あたりに入っている豆粒の量が深煎りのほうが多いんです!
コーヒー豆の種類や精製方法の違いで様々な性格はありますが、浅煎りのコーヒー豆は、果実感のある甘味があり、深煎りのコーヒー豆は深煎りにしか出せないローストした甘味があります。
その良さをしっかりと引き出してあげる手段の一つがブリューレシオなんです。
豆の性格
焙煎度合いのほかにも、避けて通れないのが豆の性格です。
例えるならば、岩塩や藻塩、精製塩も同じ量でも全く違う風味が出てくるように、コーヒー豆も同じことが言えます。
少し濃く淹れたほうが、コーヒーの良い部分が引き立つ豆もあります。
一度基準とする比率で飲んでみて、後から調整するのが良いでしょう。
お家で淹れるコーヒーレシピの参考にしてもらえたら嬉しいです。
僕が基準にしているブリューレシオ
ドリップコーヒーを淹れるとき、挽き具合も味わいに大きく作用するので、僕は基準として中挽きに挽いたコーヒー粉を使います。
コーヒー豆の挽き具合について詳しくは»コーヒーの淹れ方は人それぞれ!美味しいコーヒーを淹れるためのノウハウとは?「挽き具合と湯温編」を参考にしてみてください。
また、お湯の温度は90℃を基準にしています。
そのうえで僕が基準にしている、おすすめのブリューレシオはこんな感じです。
浅煎りは1:15くらい
コーヒー豆10gに対して、水(お湯)の量は150gという基準です。
このブリューレシオで淹れてみて、もう少し甘味がほしいな。と思ったら、挽き具合を細かくしてみたり湯温を2℃~4℃ほど高くしたりします。
挽き具合を細かくしたり湯温を上げたら、少し嫌な渋みや苦みが出そうだな。。。
と感じたらブリューレシオを1:16とか1:17にして調整をします。
中煎りは1:18くらい
コーヒー豆10gに対して、水(お湯)の量は180gという基準です。
あとの調整方法は浅煎りとほぼ同じですが、中煎りから深煎りの場合は、湯温を下げることも選択肢に入ってきます。
2℃~4℃ほど湯温を下げることで、苦みを和らげることができます。
深煎りは1:20くらい
コーヒー豆10gに対して、水(お湯)の量は200gという基準です。
中深煎りから深煎りの焙煎度は焙煎段階が広いので、1:20の場合は薄く感じるものもあると思います。
ブリューレシオを決める基準としては、豆の色を見てみるといいです。
深煎りになればなるほどコーヒー豆の色は茶色から黒っぽくなっていくので、色の薄いものは水の比率を減らしてあげるとバランスがとれます。
ブリューレシオを活用してコーヒーを楽しもう!
ということで「ドリップの抽出比率 ブリューレシオのお話」をさせていただきました。
今回のお話をまとめると以下の通りになります。
- 豆によってブリューレシオ(抽出比率)を決めると失敗しない
- まずは豆の焙煎度をみて基準のブリューレシオを決めよう
- 豆の性格に合わせて微調整しよう
もっとコーヒーの味を追求したい!
という方は、コーヒーの濃度を計測してくれる「コーヒー濃度計」を活用してみるものいいと思います。
「おいおい、まじかよ」って変人扱いしないでくださいね(笑)
コーヒー豆は、立派な農産物!一度食べてみると、そのコーヒー豆の性格がよく分かります。
それでは、今日も楽しいコーヒーライフをお過ごしください!
以上、まさてぃーでした!
まさてぃー こんにちは! PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです! 最近コーヒーを始めて、淹れ方や知識を知りたいのですが、記事がたくさんあって何から読めばいいのか分からないよ~。。。 コーヒーについて書[…]
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