読書感想:「幸せになる勇気」ありのままの自分を受け入れると、自分の価値を信じられる。

アドラー心理学の「幸せになる勇気」

以前、「嫌われる勇気」も読ませていただいていたのですが、そこで衝撃を感じた、”人からどう思われるかは、相手が決めること”という主旨の内容がベースにあります。

しかし、この「幸せになる勇気」は、もっと自分自身と向き合うことを考えさせられる本でした。
「嫌われる勇気」よりも、もう少し自分自身の深い部分に迫った内容です。

自分自身の内なるものをもうちょっと見直そうよ。
考え方、味方を変えるだけで、こんなにも生きていく景色は変わっていくんだよ。という素敵な内容の本でした。

まだ読んだことのない方、少しだけ嚙み砕いて感想をお話したいと思います。

 

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ありのままの自分を受け入れる

自分に自信がない。なかなかコミュニティーに参加できない。
嫌な人との付き合いを断れない。。。

いつも人に合わせて気を遣って、自分が自分ではないようで辛い。

 

”ありのままの自分”って、言うのは簡単かもしれません。ありのままと言われても、様々な場面場面や自分の置かれた立場などで自分の立ち振る舞いは変わってしまうもの。
どうしたらありのままの自分を知ることができるのでしょうか?
とっても難しい問いなのだと思いました。生きていくって、難問がたくさんありますね。

 

ありのままの等身大の自分を受け入れる勇気。

 

知らず知らずのうちに自分自身を大きく見せようとしたり、失敗を恐れて踏み出せなかったり。
そうやって、もやもやすることがあります。

 

そういう行動は、結局自分自身の悩みや苦難として自らに戻ってくるものなんですよね。

 

ありのままの自分。等身大の自分を俯瞰して見てみると、意外と知らず知らずのうちに無理をしていることが分かってきます。
無理をしている自分を見つめ直すと、自分にはできないこと、そして”自分にしかできないこと”が見えてきます。
目を瞑って、手探りで前に進むよりも、しっかりと目を開けて現実を受け止めて前に進むほうが、自信が持てます。

 

”自分はこういう人間だ”と、自分自身がしっかりと理解できていれば、対人関係の悩みも、自分には合わない人、合う人の分別もしっかりとできてくることでしょう。

 

”ありのままの自分を受け入れること”、”自分にできないこと、得意なことを知る”ということは、大きな強みになりますね。

 

 

「悪いあの人」「かわいそうな私」

アドラーは、「人間の悩みはすべて対人関係にある」と言われています。

悩みは常に、他者との比較。
「あの人はいつも評価されているのに、私は頑張っているところも見られない。」

「どうして私の気持ちを理解してくれないの。。。」

「私が苦労をしているのは、あの人のせいだ!」

「悪いあの人」「かわいそうな私」という比較。

恨み、妬み、嫉み。すべては”誰かと私”の関係の上に成り立っています。

 

でも、ちょっと想像をしてみます。

悩んでいる”私”の目の前には、三角柱が立っているとします。
三角柱は私の目の前では1面か2面しか見ることができません。
1面には「悪いあの人」。そして、もう1面には「かわいそうな私」

他社との比較は、その2面が見えている状態です。

その2面が見えている状態では、もう一つの面、裏面を見ることはできません。

いやむしろ、裏面があることすら気付くことなく悩み続けると言ったほうが正しいのかもしれません。

その隠れていた裏面に書いてある言葉は、

 

「これからどうするか?」

 

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存在するのは「今」だけ

過去も、未来も、私たちが生きている「今」には存在しません。

過去は、今の私たちから見た昔の景色に過ぎないということ。
「今思えば、あの時の苦労は良いことだった」という言葉を良く耳にしますが、それは今の自分の視点で編集された物語のようなもの。

存在するのは、どんなときも「今」でしかない。

自分を傷つけたあの言葉も、悔しいあの出来事も、「今」には存在しません。
存在するのは、自分の中にある記憶だけ。

 

だから、今の自分ができることを考える。

 

「これからどうするか?」

 

シンプルに、ただそれだけを考えて行動をする。

 

とっても前向きになれる本でした!

さぁ、今をしっかりと生きていこう!!

これからどうするかを「悩む」のではなく「考える」ためにオススメの本はこちらです!
すばらしい思考法で、問題を解決していきましょう。

以上、まさてぃーでした!!

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