『ドリップコーヒーの美味しいいれ方基礎講座!』知っておきたいコツや考え方を解説!

 

 
マサティ
こんにちは!PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです!!
ドリップコーヒーはインスタントコーヒーと比べて味わいや風味がとっても豊かですが、淹れかた次第で味わいは大きく変わります。


ドリップコーヒーの淹れ方やレシピは様々なものが存在していますが、コーヒーが抽出される基本の考え方を知ることで、自分が美味しいと思えるコーヒーの味を見つけられるようになります。
今回は、コーヒーライフを通じて毎日の生活が楽しく過ごせるように、家でも美味しいコーヒーを淹れる”抽出の基本の考え方”をお伝えしたいと思います。

このお話は、皆さんにとっての「美味しいコーヒー」を淹れるきっかけになると思いますので、ぜひ最後までご覧いただければ嬉しいです!!

 

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美味しいドリップコーヒーを淹れるための5つの要素

まずはコーヒーに関する基礎知識が大切です。
最初に、コーヒーを美味しく淹れるための5つの要素をご紹介します。

【その1】鮮度

 
マサティ
コーヒー豆は高温で焙煎されておりますが、生鮮食品のように扱う必要があります。

コーヒー豆は焙煎後3~5日で味わいが安定しますが、豆の状態でも2~3週間ほどを目途に風味はだんだんと損なわれていきます。さらに、挽いた後は1日で風味は少しずつ薄れていくためコーヒーを飲む直前に使う分だけ挽くようにするか、挽いた後はできるだけ早めに使うことで風味を保ち、美味しいコーヒーを淹れることができます。

コーヒー豆の天敵は「温度・湿度・直射日光・酸素ですので、家庭では直射日光のあたらない涼しい場所に保管すると鮮度を保つことができます。
または、真空パックに入れて冷凍保存すると長期保存が可能です。

 

 
マサティ
鮮度の良いうちに飲み切れる量を購入することがおすすめです。

 

  • コーヒー豆は淹れる直前に挽く
  • 焙煎後は2~3週間までが飲みごろ
  • 直射日光にあたらない涼しい場所に保管する
  • 味わいが落ちないうちに飲み切れる量を買う
 
まさてぃー
もしも粉で購入する場合は冷凍保存がベストです!!

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【その2】挽き具合

 
マサティ
コーヒー豆の挽き具合はコーヒーの美味しさを左右する重要な要素のひとつです。

コーヒーの抽出に使用する器具によって様々なコーヒー豆の挽き具合があります。

『細挽き・中挽き・粗挽き』といった挽き具合は一つの基準ですが、抽出する器具や表現したい味わいに合わせて挽き具合を調整することで、そのコーヒー豆の持つポテンシャルを十分に発揮することができます。

器具や淹れ方により挽き具合は変化します。
一般的には抽出時間が早い場合には細挽き、遅い場合には粗挽きが適しています。
細挽きはヘビーな味わいで粗挽きはライトな味わいになります。

  • 極細挽き:エスプレッソマシンなど
  • 細挽き:マキネッタ、サイフォン、水出し、ペーパードリップなど
  • 中挽き:フレンチプレス、サイフォン、ネルドリップ、金属フィルター、水出し、ペーパードリップなど
  • 粗挽き:パーコレーター、フレンチプレス、ネルドリップ、ペーパードリップなど


このようにペーパードリップは、細挽きから粗挽きまで多様な抽出が可能です。
抽出器具の特徴や表現したい味わいに合わせて自分に合ったものを探すのも楽しみの一つです。

特に自宅でコーヒー豆を挽く場合は粒度(コーヒー粉の大きさ)が均一なものを使用するのがおすすめです。
コーヒー粉とともに微粉が多く出てしまうものは雑味の原因となりますので注意が必要です。


安い電動ミルよりも同じ価格の手動のコーヒーミルの方が粒度が均一なのでおすすめです!!

しかし、せっかくの美味しいコーヒー豆を淹れるのならコーヒーミルは良いものに投資すると本当に満足いく味わいになるので、そこは奮発してもいいと思います。

もしも微粉が気になる方は、こちらの記事を参考に微粉を取り除いてみてください!!
とてもクリアな味になります!!
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【その3】分量

 
マサティ
コーヒー豆が持つ味を十分に引き出すことのできる分量はそれぞれ決まっています。

ペーパードリップの場合、10gに対してお湯の量150mlというレシピが多いですが、その比率は焙煎度合いや表現したい味により変化します。
分量を量るときにはコーヒー豆の『重さ』か『体積(スプーンの杯数)』を必ず量りましょう。

コーヒーの焙煎度によって豆1粒あたりの重量は変化します。
煎りの浅いものほど重量が重く、深煎りになるほど重量は軽くなります。
コーヒースプーンでは体積で分量を量ることになりますし、重さで量るにはスケールが必要になります。

どちらか好きな方で基準を決めていきましょう。

100mlあたりの豆の量を1g変えるだけでも、その割合で300mlを抽出するには3gの差になりコーヒーの味わいは大きく変化します。
また、焙煎度合いによって体積と重量の関係は変わりますので同じグラム数でもスプーンの杯数は異なるので注意しましょう。

 
まさてぃー
このように、基本を知ったうえで自分自身の好みの分量を見つけるのも楽しみの一つです。


重さや体積を量る理由はレシピの再現性を高めるため
なので、美味しいレシピを作ったらしっかりと再現できるようにしておきましょう!!

重さと時間を計れるドリップスケールはコーヒーを淹れる際に、まずは持っておきたいアイテムの一つです!!

HARIO ハリオ V60 ドリップスケール VST-2000B

 

 
まさてぃー
その他にもレシピを作るうえで参考になるブリューレシオについてはこちらの記事を参考にしてみてください!!

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【その4】水

 
マサティ
コーヒーの約98%は水で出来ています。
美味しい水をコーヒーに使うことは、美味しいコーヒーを淹れることにつながります。

水の種類は軟水を使用することで、マイルドで苦みが少ないコーヒーを淹れることができます。
日本の水は軟水が多いので特に気にすることはないですが、硬水を使用すると苦みが出てきますので軟水がおすすめです。
また、pHは7(中性)のものを使用すると味わいのバランスも良いです。

中でもおすすめの水は『南アルプスの天然水』です!!
この水はとてもバランスが良いのでコーヒーの味わいがしっかりと引き立ちます!!

サントリー 南アルプスの天然水 2L×6本_4901777018686_74

 

また、水の温度は90℃を基準に±4℃で淹れるとバランスがよいので、沸かし終えてから1~2分ほど自然に冷ましたものが良いでしょう。

基本的に水の温度が高いと苦みが増し、温度が低いと酸味が増します。

また、80℃を基準に±5℃で淹れる低温抽出も甘みが出る淹れ方でおすすめです。

淹れるコーヒー豆の特徴や表現したい味わいを加味して温度を考えるのも楽しみの一つです。
また、温度計を使うことで湯の温度を正確に測ることができ、安定した味わいを表現することができます。

【その5】時間

 
マサティ
コーヒーは、抽出する時間によって味わいが変化します。

コーヒーは抽出をする速度・時間によって味わいは変化していくため、抽出時間を計ることはとても重要です。時間を計ることでレシピの再現性が高まるので参考までにも時間を計っておきましょう。
基本を知ったうえで使用する器具やコーヒー豆の特徴、表現したい味わいによってもっとも美味しいと感じる時間を見つけるのも楽しみの一つです。

 

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ハンドドリップで淹れる2種類のドリッパー

 

 
マサティ
ハンドドリップを淹れるドリッパーには大きく分けて2種類の器具があります。
好みや、その日の気分によって味わえる楽しみがあります。

 

  • ペーパーフィルターを使用するもの
  • 金属フィルターまたはメッシュを使用するもの

【その1】ペーパーフィルターを使用するもの

ペーパーフィルターを使用するものは、コーヒー豆の油分を紙のフィルターが吸ってくれます。
コーヒーの油分を吸いとってくれるため、毎日飲んでも飽きのこないスッキリとした味わいのコーヒーを楽しむことができます。

HARIO ハリオ V60透過ドリッパー01クリア VD-01T 1〜2杯用 コーヒードリッパー

 

【その2】金属フィルターまたはメッシュを使用するもの

金属フィルターを使用するものは、コーヒー豆の油分も抽出されるのでコーヒーそのものの味わいをダイレクトに味わうことができます。
紙を使わないので経済的でもあります。

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美味しいドリップコーヒーをいれる3つの手順

 

 
マサティ
それでは、先ほどの基礎を踏まえたドリップコーヒーの淹れ方をご紹介します。
これから3つの手順で自分の好みに合ったドリップコーヒーを完成させましょう!
 

【その1】コーヒー豆の挽き具合・分量

豆の挽き具合はペーパーフィルターを使用する際は中挽きを基準に考えます。
金属フィルターを使用する際はやや細挽きを基準に考えましょう。

自宅にコーヒーミルがない場合は、豆を購入する際にお店の方に挽いてもらうのが良いでしょう。

豆の量は抽出量150mlに対して10gを基準に考えますが、豆の種類や好みによって変化させてみてください。

 

【その2】コーヒー豆を蒸らす

まず最初にコーヒー豆全体が湿る程度にお湯をかけ、蒸らしを行います。
コーヒードームが膨らんで沈みかかる頃までが蒸らしの基本です。
豆の状態によっても蒸らし時間は異なるので、しっかりとコーヒー豆の状態を観察してあげることが大切です!!


 
まさてぃー
ここで注意すべきことは、一気にお湯を注がないことです。


コーヒー豆全体を湿らせて蒸らすことで、コーヒー豆は旨味を抽出されやすい状態になります。

コーヒー粉を蒸らす理由は、コーヒー豆に含まれるガスを放出する為です。
蒸らしを行わずに抽出をすると、コーヒー豆に含まれるガスが抽出の邪魔をして十分な抽出ができず、深みのない味の原因となります。

20秒~30秒という基準もありますが、あくまで蒸らす時間は目安です。
コーヒードームが膨らみきり、沈みかかる頃が抽出開始の目安となります。

【その3】お湯を注ぐ

蒸らしを終えたら、お湯を注いでいきます。

お湯を注ぐポイントはこちら。

  1. 10円玉の大きさの円をなぞるように「の」の字に沿ってお湯を注いでいきます。
  2. ある程度の高さまでお湯を注いだら、溜まったお湯が少し落ちるのを待ちます。
  3. 溜まったお湯が少し落ちたら、 残りのお湯を注ぎます。
  4. 再びお湯が溜まったら少し待ち、お湯を注ぎます。
  5. 抽出量したい量がとれたら完成です。

 

ここで注意したいのが、溜まったお湯を最後まで“落とさない”ことです。
溜まったお湯を最後まで落としてしまうと、コーヒーのまで抽出されてしまうからです。
また、ドリップする際にお湯を溜める高さや速さにより味わいは変化します。

他にも、注ぐ湯の量や抽出量を最適化することでお湯を最後まで注ぎきる抽出方法もあります。

様々な抽出方法や抽出時間、分量などを目安にし、自分好みのレシピを作ってみてください。

 
マサティ
自分の好みに合った味わいを探すのも楽しいですよ。

 

抽出する湯量の調整はとっても重要なので、ドリップケトルは必須アイテムとしておすすめします!!
温度調整も出来てドリップもできて安いケトルもあるので、ぜひ試してみてください!!

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まとめ

ハンドドリップの基本的な淹れ方を知ることだけでも、毎日のコーヒーライフが楽しいものになります。
また、基本を知ることで自分の好きな味を追求することも出来ます。

 
マサティ
私は朝は浅煎りでスッキリと、夕方は深入りでどっしりとしたコクを味わえるコーヒー豆を選んだり、気分によってペーパーフィルターや金属フィルターを使ったりして楽しんでいます。

 

ぜひ、自分自身の世界一美味しいレシピを作ってみませんか?

 

以上、まさてぃーでした!!

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