話下手っていうコンプレックスを持っていた僕。改めて勉強を兼ねて「人は話し方が9割」を読んでみました。(笑)
僕と関わってくれる周りの人たちに感謝ができる素敵な本です。
コミュニケーションが苦手だと悩んでいる方、心が軽くなる本です。
なぜ僕が、以前は話下手というコンプレックスを持っており、歳を重ねた今ではそのようなコンプレックスに悩まされずに生きてこれたのかが、よく分かりました。
それは、僕と関わってくれる周りの人たちのおかげだったんですね。
今回は「人は話し方が9割」を読んで、その謎が解明できたので僕なりにかみ砕いた感想をお話をしたいと思います。
緊張はポテンシャルを引き出せない
シンガーソングライターとしても活動をしているコーヒー屋の僕ですが、音楽を演奏するステージで過度の緊張をしてしまい自分のポテンシャルを引き出せないという経験はよくありました。
”適度の緊張”は、むしろ良い緊張感として自分のポテンシャルを上げてくれます。
しかし、”過度の緊張”は全く歯が立たないほどにポテンシャルを引き出せなくなります。
会話も同じことが言えます。
過度の緊張は言いたいことが言えない。
自分のポテンシャルを引き出せないという事態に陥ってしまうということです。
緊張する理由は
緊張をしてしまう理由。
ひとつは、自分を大きく魅せようとしてしまい、イメージとのギャップで緊張してしまうことがあります。
音楽で例えるなら、良い演奏をしようとしすぎてうまくいかないパターンです。
良い演奏をしようとして上手くいく人は、とにかく練習を重ねてとにかく場数を重ねて本当の自信をつかんでいる人だけがたどり着ける場所です。
練習不足の人は大抵失敗します。
その他には、聞く側の人が高圧的だったり、自分にとって”アウェイな場所”になると不安要素が増えて自分のポテンシャルが発揮されません。
きっと経験があると思います。
家族や友人と一緒に話すときは、なんの意識もせずに話せるのに会社のプレゼンになると全然うまく話せない現象です。
なんでなんだろう?と自分に疑問を持ち、理想とのギャップに打ちひしがれるパターンですね。
どうすれば乗り切れる?
ひとつは、とにかく場数を踏むことです。
多くの経験をすることで”引き出し”という名の対応力がつきます。
引き出しが増えることで不安要素が減り、過度な緊張による”アガり”に対応できるようになってきます。
そうやって少しずつ自信がついてくることで、さまざまな場面でもポテンシャルを発揮することができるようになります。
そして、その自信をもって乗り越えた経験が、さらに自信をつけてくれます。
すばらしいスパイラル!!
もう一つは、周りの雰囲気を良くすることです。
会社のプレゼンの場の雰囲気が悪いのなら、良い雰囲気でできるように環境を変えることです。
しかし、そうは言ってもプレゼン会場のその場で雰囲気を変えられるのはプロにしかできない大技なので、これは日々の草の根運動で良くしていくしかありません。
人は、自分の話を聞いてくれる人の話を聞きたいと思うものです。
会話はキャッチボール。
球を受けるだけでは成り立たないですし、逆に投げるだけだと疲れます。
たまに投げることしかしない人もいますが。。。(笑)
投げるだけの人の相手ばかりしていると疲れますし、自分の話を聞いてくれないと思う人には自分の話をしたいとも思わないのが人間です。
そのうち、「あの人の話し相手をするのは疲れる」になります。
聞くことの武器
まずは目の前の人の話をしっかりと聞いてあげること。
当たり前のことだと思いますが、大抵の人がしっかりと聞けてないのも事実です。
しっかりと聞けていたら、この本が売れるはずがありません。
聞くとは、耳で聞いていれば良いというわけではありません。目で聞き、顔(表情)で聞き、体(リアクション)で聞くこと!
話している人にとって「打てば響く鐘」になること。相手にとって話せば話すほど気持ちがよくなる人になること。
そこまでの意識で聞いていると、相手の緊張は完全にほぐれて、人には話さないような深い話まで聞けるようにもなります。
そのうち「あの人と話をしたら、あんなことまで話しちゃったよ!」なんてことにもなります。
そして、こっちは話を聞いているだけなのに「あの人、結構話すの上手だよね!」と言われるようになります。(笑)
不思議ですが、そうなんです。
その秘密は、「聞くこと」。
目で聞き、顔(表情)で聞き、体(リアクション)で聞くということは、相手に対して感情を発しているということ。
相手は、そのリアクションを見て、感情を受け止める。
感情を受け取った分、「あの人は話すのが上手な人」と感じるトリックなんです。
聞きながらにして、会話のボールを投げている状態になる。ということです。
ここまできたら、あとはみんなの力
「私の話を聞いてくれる会話の上手な人」という称号を手にするということで、プレゼンの会場はかつての”アウェイ”の場ではなく完全なる”ホーム”と化します。
家族と会話をするのに近い雰囲気です。
あとは、自分が好きに話せばいいだけです。
ということで「人は話し方が9割」を読んで、改めて自分は周りにいる人に支えられて生きてきたことを実感しました。
緊張しすぎて震えたステージから始まった音楽人生ですが、今は特別な家族のような人と空間に囲まれて、程よい緊張感の中で音楽を楽しめています。
コーヒーもまた同じ。
とっても自由で答えのない世界だからこそ、みんなそれぞれのびのびとコーヒーを楽しんでくれれば、それでいいのです。
みなさんのコーヒーのお話、ぜひ聞かせてくださいね!
以上、まさてぃーでした!!
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