人との出会いは、自分の可能性を広げてくれますね!
前回は、英語が全く話せない男のニューヨーク生活がスタートして、ひょんなことからスターバックスに行くことになった訳です。
ニューヨークでのスターバックスとの出会いは、人との出会いでした。
しかし、コーヒーの素晴らしさを知り、バリスタとしての道を歩むのはもう少しだけ後のお話。
前回のお話はこちら
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英語が話せれば、どれだけ自分の世界が広がるのだろう。。。
そう思ってアパートメントを飛び出した僕ですが、早速立ち寄った場所はジャズバーではなくスターバックスでした。
毎日ジャズバーへ通っていたのに、どうしてなのか。
それは、自分でもよく分かりません。きっと、コーヒーの神様が手招きしていたのかな?
衝撃のスターバックス
スターバックスの店内に入るやいなや、店内は大賑わい!
それもそのはず。
タイムズスクエアの前の店でしたし、当時は「セックス アンド ザ シティ」の影響もあって?なのかは分かりませんが、カッコイイ女性、カッコイイ男性が揃ってスターバックスのカップを持っていたのがとても印象的でした。
僕はあまり英語が話せるわけではなかったので、いつもカプチーノをオーダーしていました。
店舗のスタッフはお客さんの名前を聞き、オーダーカップに名前を書いて渡す。
欧米ならではの日本ではあまり見ないオペレーションでした。
すごく賑わっていて、忙しい店内でもホールを取り仕切っているお兄さんはとてもクールで、そして笑顔で、英語が話せない外国人の僕にも親切に接客をしてくれたんです。
あの時のやさしさが、とっても温かく心に残っています。
何度来店しても、彼の素晴らしい接客は全くクオリティーを落とさない。
ここは、ただコーヒーを売る場所じゃないんだ。。。
ここは、人と人とのつながりをカタチにした新しいカフェなんだ。
その衝撃が、僕の人生を大きく動かすきっかけになるなんて、その時の僕は全く実感がありませんでしたが。。。
ただ、「MASATO」と言ってオーダーしても「MASACO」になっちゃうのは、僕の発音のせいです。(笑)
ニューヨークでも世界各国出身の友達ができ、さまざまな音楽と触れ合い、文化と触れ合い、今まで生きていた自分の世界を外側から覗くことができたことは、何よりの宝物となりました。
「可愛い子には旅をさせよ」と言いますが、「いい大人でも旅をしようぜ」です。
帰国したら、プータロー
音楽とスターバックス漬けだったニューヨーク生活も、ついにお金がなくなり帰国することになりました。
毎日遊んでいれば、それは仕方がない。(笑)
でも今思えば、これは遊びではなく、人生の今後を左右させる重要な旅だったんです。
ニューヨークから13時間かけて日本に帰国をしました。
つい13時間前にニューヨークにいたものですから、帰国した実感なんてほとんどなく、そこから高速バスで家に帰り就寝。
次の日の朝に目覚めると、本当に夢から目覚めたような、今までのニューヨーク生活が夢だったんじゃないかと思う不思議な気持ちになったことを覚えています。
仲良くなったあの友達も、スターバックスのお兄さんも、遠い海の向こうです。
貯金残高は2万円
そうこうしているうちに通帳が現実を見せてきました。
ヤバい。とにかく仕事をしないと家賃が払えない。。。
ライブハウスのチケットもぎり、路上イベント、バーテン、屋台。とにかくいろんな手を使ってお金を工面していました。
何としてでも仕事につかなければいけないというプレッシャーのなか、求人情報をむさぼる毎日でした。
そんな中で、僕は見覚えのあるロゴを見つけました。
ようこそスターバックスへ
ここだ!!
求人情報誌のなかで、僕は一択!!
気付いたら、求人情報誌を片手に電話をかけていました。
「では、一度お会いしましょうか。」と言っていただき、面接を受けることになりました。
スターバックスって、なんか若い女の子が働いていて、すごいキラキラしたお店な感じだよなぁ。。。
アラサーの脱サラ男の自分が面接に行って、大丈夫かなぁ。なんて思っていました。
今思えば謎ですが、面接の前に何故か温泉に行って体をめっちゃ洗ってました。(笑)
面接は無事に終わり、、、
なんと入社が決まりました!!
やったね!当時の自分!!
そこから、自分では気付くことのなかったコーヒーの情熱が目覚め、数々の出会いが待っているのでした。
さぁ、どんな出会いが待っているのでしょうか?その先のお話は次回!
以上、まさてぃーでした!
自家焙煎珈琲販売しています!
人との出会いは、自分の可能性を広げてくれますね! 前回は、お金に追われるニート生活から、ありがたいことにスターバックスへ就職することになりました。 これもなにかのご縁。 スターバックスとの出会いは、大切な仲間との出会い[…]