出会いは人生を広げる宝物!コーヒーを好きになった素敵な出会い 最終回

人との出会いは、自分の可能性を広げてくれますね!
前回は、バリスタの仲間と一緒にコーヒーの魅力を再認識しました。コーヒーって知れば知るほど楽しいもの。

その魅力は、気付けば僕にとって人生を動かすほどのものになりました。

前回のお話はこちら

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知らず知らずのうちにコーヒーの魅力にハマっていった僕ですが、仲間のみんなも同じでした。

これがコーヒーの力!!店舗は職場という場所を超えて、一つのゆとりの場になりました。
スターバックスの凄いところは、とても居心地がいいところです。それは、お客様にとっても、そこで働くバリスタにとっても。

働く仲間の居心地や幸せがあるからこそ、お客様にコーヒーを通じた本当の空間提供ができる。

バリスタにとっての居心地の良い場所とは、ただ楽しい場所というわけではありません。

お客様の笑顔や感動、満足や感謝の言葉をいただいたとき、それが何よりの喜び。
そして、一緒に働くバリスタからのそれも同じこと。

いつも誰かのために。そして、誰かの喜びが自分の喜びに。

 

誰かのために。それが巡り巡って自分へ。

 

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コーヒーパーティーの楽しさを皆様へ

僕たちのいる店舗が、一緒にコーヒーを売る場所から、一緒にコーヒーを楽しむ場所へ変わったころ。

みんなでコーヒーを楽しむことで分かったことがあります。

それは、正解はない。ということ。
いやむしろ、正解は人の数だけあるということ。

人はそれぞれ

コーヒー豆の種類によって、様々なフレーバーや特徴があります。
それは、商品を販売する際のおすすめの基準となり、本部からの販促資料やマニュアルに記載されています。

スタッフ全員でコーヒーの特徴の目線合わせをすることで、商品は売りやすくなります。

 

でも、コーヒーパーティーをしていると、さまざまな気付きがありました。

みんなでマニュアルに書いてあるフレーバーをしっかり再認識したり、お互いに確かめ合ったり。

 

でも、人はそれぞれ。

「私は、こんなフレーバーを感じる!」と、新しい観点をもつ仲間が現れました。

たしかに!!そのフレーバーも感じる!!

いやむしろ、そっちに近くないかい?

 

そんな調子で、みんなそれぞれが感じるコーヒーの特徴を伝え合うようになりました。

 

成功体験を共有

コーヒーの味わいの感じ方は、人それぞれです。
「これは、こういう特徴のコーヒーです!」と言われても、そう感じない人もいます。

それよりも、「これは、こういう特徴のコーヒーなのですが、私はこういう風にも感じるんですよ。お客様はどんなふうに感じますか?」と言われたほうが、お客様の体験として強いものですし、お客様が”間違っちゃいけないなぁ。”なんていうプレッシャーも感じなくて済みます。

実際にお客様との会話の中で、どんなふうにコーヒー豆を紹介したらお客様が喜んでくれたのか?
お客様は試飲をしたときにどんな特徴を感じたのか?

その体験をコーヒーパーティーで共有するようになりました。

 

成功体験やおすすめ方法を共有することで、みんなの”引き出し”が増えて、積極的にお客様へコーヒーの魅力を伝えることができるようになったのです。

 

その時がやってきた!

ひとりのコーヒーパーティーは、いつしか同じ目標をもつ仲間に囲まれるようになり、僕自身も”誰かとコーヒーを飲む”という楽しさを大切な仲間から教わる場所になりました。

コーヒーパーティーを始めてから2か月が経ったころ、本部から新商品のコーヒー豆発売のお知らせがありました。

新商品のお知らせがある場合、それは”覚えなくてはいけない”情報だったのかもしれません。
でも僕たちにとって新商品は、”みんなで楽しめる新しいツール”になっていました。

トップを狙うというよりも

新商品のコーヒー豆のサンプルが届くと、早速みんなで淹れて飲みました。

もちろんパーティーです。みんなで囲んで、そのコーヒーについて感じたことを素直に共有する。
どんな突飛なことを言っても誰も否定なんてしません。だって、感じ方は人それぞれですから。

新商品のコーヒー豆は、みんなにとって”美味しい”と感じるコーヒー豆でした。

「このコーヒーはいろんな人に飲んでもらいたいね!」仲間が言ったその言葉には、純粋にお客様へ喜びを届けたいという気持ちがあらわれていました。

 

販売開始!!

待ちに待った新商品の発売日がやってきました。

販売初日から、みんながコーヒーの魅力をお客様へ伝えていました。
たとえコーヒー豆が売れなくても「まさてぃー。コーヒーの魅力を伝えられたよ~!」と笑顔で。

僕自身も、たくさんの方へコーヒーの魅力を伝えることができました。

”コーヒーの素晴らしさを伝えること”

それが使命でした。

 

「僕は本当に美味しいコーヒーを、その感動をたくさんの方へ伝えたい!そのために、僕はコーヒー屋をやっているんです。」

過去に僕を動かした輝いている大人の言葉を、胸の奥に感じました。

 

結果発表

新商品発売から1週間が経ち、この1週間での販売数量の発表になりました。

みんなが固唾を呑んで見守っていました。

 

結果は。。。

 

 

1位!!

 

 

泣きました。

そして、もっとコーヒーが好きになりました。
こんな最高な仕事はないと、泣いたのを覚えています。

 

コーヒーの魅力は、僕たちの店舗に新しい文化をつくりました。
翌月のプロモーションコーヒー豆の販売も、その翌月も。

 

初週売上1位を取り続けました。

 

僕がスターバックスを卒業する、その時も。

 

仲間がいれば、一人ではたどり着けないところまで行ける

スターバックスで教わった大切なことの一つです。

 

僕ひとりでできることなんて、たかが知れています。
僕はいま、PORT OF COFFEEというコーヒー屋で、ひとりのコーヒーパーティーを始めました。

言葉をお借りします。
「本当に美味しいコーヒーを、その感動をたくさんの方へ伝えたい!そのために、僕はコーヒー屋をやっているんです。」

 

皆様へ

一緒にコーヒーパーティーやりましょう!

 

以上、まさてぃーでした。

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