「売上を、減らそう。」から教わる”働くこと”と”幸せ”

感動しました。そして、納得。。。

飲食店、サービス業で働いている人、働いた経験のある人なら、きっと一度は感じたことのある辛さ。
時間ばかりを消費してしまう長時間勤務や、いくら頑張っても終わりも見えない忙しさ。

「自分の選んだ仕事だから。こうやって頑張っているのはみんな同じ。。。」

そうやって自分に言い聞かせて働く日々。

自分の時間なんてほとんどない日々。

そのうち、本当に自分のやりたいことすら忘れてしまう。

僕にもあった、そんな日々を思い出しました。
その時は、お金がどうしても必要で、必死になって朝から晩まで汗水流して働いて、寝るだけのために家に帰る日々。
そのうち、目的なんてさっぱり忘れてしまった。

でも、僕には幸い目覚めさせてくれたたくさんの人との出会いがあったので、その難局を乗り越えることができました。

この「売上を、減らそう。」には、会社とはなんのために存在するのか?
仕事とは、なんのために存在するのか?

その問いに真剣に向き合った国産牛ステーキ丼専門店の京都「佰食屋」の創業者、中村 朱美さんのお話が書かれています。

 

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どんなに売れても一日100食限定

・どんなに売れても一日100食限定ランチのみの営業形態
・早いときは営業はわずか3時間半で残業ゼロ
・有給完全消化で飲食店でも給料は百貨店並み

「佰食屋」の経営は、今までの飲食のみならず、企業全体の経営の在り方も考えさせられるものです。

100食限定だから

どんなにお客様が集まっても100食限定。
元々売る量を100食と決めているから、従業員も頑張っただけ早く帰って家族と過ごしたり、趣味に没頭する時間をつくれます。

土日は忙しくて働きたくないと思うことも多い飲食店ですが、「佰食屋」はその真逆。
土日はお客様がたくさん来てくれるから早く帰れる。

土日のシフトは、むしろ大人気のようです。

また、100食と販売する数量が決まっているので材料の発注の無駄がなくなりますし、卸業者も安定的に供給できるので、お互いに仕事がしやすくなったそうです。

仕入れの無駄がなくなるので、その分お客様へ提供するメニューの材料にコストをかけられる。

お客様、一緒に働く社員、取引先とも三方よしの関係を築くことのできる新しいビジネスモデルなのです。

会社はなんのためにあるの?

企業に就職している人は多いと思いますが、みなさんが働いている会社のみならず、まず会社自体は何のために存在するのでしょうか?

きっとそれは、「社会をもっと良くするためにある」のではないでしょうか。

「社会」とは、人々。

だから、会社が儲かってもその会社を支える人々(社員)が報われないのはおかしいですよね。
売上やノルマのために頑張って働く。それでも報われないのは、そもそものシステムの問題なのではないでしょうか?

スマホの時代にポケベルは流行りませんし、移動手段として馬を売ることは今の時代には合っていません。

時代が進めば、生活スタイルも、流行も、お客様のニーズも変わってくる。

そのニーズに合わせて方向転換をしていくのが経営者の仕事。

著者は、「そもそも就業時間内に利益を出せない商品とか企画ってダメじゃないですか?」と思い、「佰食屋」の経営の在り方を考えたそうです。

 

いまの自分ができること

「売上げを、減らそう。」を読んで、僕はいま何ができるだろう。と考えました。

自分の利益のために誰かが損をしないこと。いつでもみんなの幸せを考えること。
それができれば、微力ではありますが、僕の周りにいる人たちの幸せを生み出すことができる。

その考えを軸に持って何事も取り組めば、きっと多くの人を幸せにできる。

まさにWin Winの考えですね!

誰かの得のために自分が損をすることでもなく、自分も含めてみんなが幸せに。をモットーに、これからも毎日を生き生きと生活していきたいと思います。

 

以上、まさてぃーでした!

 

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