浅煎りコーヒー豆を美味しく淹れる方法【失敗しないための4つのポイント】

 

まさてぃー
こんにちは!
PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです!

 

巷には浅煎りのコーヒー豆が多く出回るようになりましたが、”浅煎りのコーヒーは酸っぱい”という印象を持つ人も多いと思います。
しかし、コーヒー豆の栽培・精製技術、加工技術の向上に伴い、浅煎りのコーヒー豆は上質な酸味を持つものや甘さを持つものが多くなりました。

コーヒーは嗜好品。

もちろん好き嫌いはありますが、どうしたら浅煎りのコーヒーを美味しく淹れることができるのか?
他のコーヒー豆と淹れ方で気を付ける点はあるのか?

たくさんの疑問があると思いますが、僕が思う美味しいコーヒーを淹れる方法は単純です。

それは「失敗しないこと」です。

失敗しないことを前提にコーヒーを淹れれば、あとはお好みに合わせて自分なりにアレンジをすればいいと思います。

コーヒーは自由な飲み物なので、これといった決まりはありません。

だからこそ、”これをやると失敗する”というポイントを今回は解説していきます。

最後までこの記事を読んでいただいた頃には、自分の好きなように美味しいコーヒーを淹れることができると思いますよ!

 

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浅煎りコーヒー豆の特徴を知ろう

まずは浅煎りコーヒーの特徴をメリットとデメリットにまとめます。

メリットデメリット
個性豊かなフレーバーを楽しめる浅煎りに合う豆でないと雑味や渋みが出る
スッキリしている味わいが軽い
豊かな酸味が楽しめる酸味が苦手だと合わない

浅煎りコーヒーが増えた背景

2015年に日本上陸をした『ブルーボトルコーヒー』をご存じの方は多いと思います。
コーヒーの”サードウェーブ”(コーヒー流行の第3波)の火付け役とも言われています。

コーヒーのサードウェーブ。初耳の方はWikipediaで詳しく解説してくれています。
Wikipedia:サードウェーブコーヒー

どのようなコーヒーを重点としているのかざっくり説明すると、上質な素材(コーヒー豆)を使い、その豆の個性を引き立たせた焙煎をし、丁寧に抽出して提供されるコーヒーです。

まずは雑味の少ない上質なコーヒー豆を使うことで、クリアで個性豊かな味のコーヒーを作ることができます。

そして、浅煎り」という焙煎アプローチです。

一般的に焙煎度合いが浅いほどコーヒー豆の持つ個性(風味や酸味)が出やすくなります。
逆に焙煎が深いと、豆の個性である風味や酸味が薄れて苦みが増します。

このように、コーヒー豆のクリアな個性を楽しむことが昨今の浅煎りコーヒーの楽しみ方として広まっています。

浅煎りコーヒーの淹れ方のイメージとしては、コーヒー豆の個性をクリアな味わいでしっかりと引き出してあげることです。

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失敗する方法

浅煎りコーヒーの特徴について知ることで、失敗する方向性が分かっていただけたかと思います。

クリアな味ではない
豆の個性が引き出せていない

このような抽出をすると、上質なコーヒー豆でも本来のポテンシャルを引き出せず、満足のいかない味わいになってしまいます。

では、どうすればそのような失敗をしてしまうのでしょうか?

詳しく解説していきます。

分量が合っていない

もったいないと思ってコーヒー豆の量を少なくすると、浅煎りの場合は特に味気ない酸味が残るコーヒーになってしまいます。

コーヒーはコーヒー豆と水で出来ています。
シンプルだからこそ、分量による味わいへの影響は大きなものになります。

分量はコーヒー豆10gに対して注ぐ水(お湯)150mlを目安に調節していきましょう。

 

コーヒーの分量に関して詳しくは「ドリップの抽出比率 ブリューレシオのお話」をご覧ください。

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抽出時間が合っていない

コーヒーの上質な成分は早い時間に抽出されます。
抽出時間が長くなればなるほど、雑味や渋みが抽出されて曇った味わいになります。
逆に早すぎると味気ない薄いコーヒーになります。

クリアな味で豆本来の個性を引き出したい浅煎りのコーヒー豆では、まずは3分以内を目安に抽出してみると良いです。

 

湯温が合っていない

お湯の温度が適温の場合は、きめ細かいクリーム色の泡が出てきます。

しかし、コーヒーを淹れる際のお湯の温度がコーヒー豆のコンディションに対して高すぎる場合、ボコボコとした粗い泡が出てコーヒー粉が膨らみすぎる現象が起こります。
これは、コーヒー豆に含まれているガスが急激に外へ放出されるために起きる現象です。
このような現象が起きると、ガスが邪魔をしてコーヒー粉にお湯が十分に触れられず、深みのない味のコーヒーが出来ます。

逆にお湯の温度が低すぎる場合、真っ白な泡が出てきます。
こちらはお湯の温度が低すぎて、コーヒーの成分が十分に抽出されずに薄く不快な酸味のある味わいになります。

浅煎りのコーヒー豆は85℃~92℃前後で淹れてみて豆のリアクションを見てあげましょう。

沸騰したてのお湯を常温のケトルに移すだけで90℃前後になり、適温でのアプローチがしやすくなります。

 

  • 湯温が低い:真っ白な泡
  • 湯温が適温:きめ細かなクリーム色の泡
  • 湯温が高い:ボコボコとした粗い泡

 

挽き具合が合っていない

挽き具合が荒すぎると、コーヒーの成分が十分に抽出されず味気ない不快な酸味が出てきます。

挽き具合は中細挽き(グラニュー糖よりすこし細かい程度)~中挽き(グラニュー糖とザラメの中間程度)を目安に調節していきましょう。

また、豆の状態で購入し、淹れる直前に挽くことで風味が良いコーヒーを淹れることができます。
安いものでも良いので、コーヒーミルを使用することをお勧めします。

ただ、浅煎りのコーヒー豆は非常に硬いので、安い手挽きミルだと挽くのが一苦労です。
せっかくコーヒーミルを購入するのなら高性能のハンドグラインダーか家庭用の高性能電動ミルを用意するのがおすすめです。

予算が大丈夫なら粒度(粉の大きさ)の安定した『カリタ ネクストG』がいいです。

『カリタ ネクストG』

コーヒー界隈では使っている人も多く信頼もあります。
美味しいコーヒー豆をとても良い状態に挽いて抽出することができるので、コスパの良い買い物になるはずです。

 


以上をまとめると、このような「失敗する方法」があります。

  • 分量が合っていない
  • 抽出時間が合っていない
  • 湯温が合っていない
  • 挽き具合が合っていない

この4つのポイントを押さえて失敗を回避することで、浅煎りのコーヒー豆は美味しく淹れることができます。

ぜひ、浅煎りのコーヒー豆を淹れる際の参考にしてみてください。

 

サードウェーブの火付け役『ブルーボトルコーヒー』のオンラインストア。
かなり充実した品揃えです。
今回の4つのポイントを押さえて上質な時間を過ごしましょう。
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それでは、今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください!

以上、まさてぃーでした!!

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