「ムンドノーボ種」知っておきたいコーヒー豆の特徴

 

 
マサティ
今回は「スマトラ種」と「ブルボン種」の交配種であるムンドノーボ種をご紹介いたします。

 

生産者にとって、画期的な品種であったためポルトガル語で「新世界」という意味でもある発見された地名にちなんで「ムンドノーボ」と名付けられました。

 

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ムンドノーボ種の歴史

 

 
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ムンドノーボ種は、1943年にブラジルのサンパウロ州、ムンドノーボ地区で自然交配された品種として発見されました。

 

ムンドノーボ種の発見後、試験などが行われ約10年後の1950年代からブラジル各地の農場へ導入が始まりました。
環境の変化や病害虫に強く生産量も多いことで、南米を中心として栽培が広がり、ブラジルでは国内で生産するコーヒー豆を代表する品種の一つとなりました。

そのため、ムンドノーボ種がブラジルの農場へ導入されてから50年以上経った現在でも、ブラジル国内では依然に高い割合での生産量を誇ります。
生産者にとっては成育のしやすい画期的な品種であったため、コーヒーを栽培する新しい時代を思わせる「新世界」というポルトガル語の意味をもつ「ムンドノーボ」という地名に合わせ、「ムンドノーボ」という品種名で呼ばれるようになりました。

ムンドノーボ種のコーヒー豆の特徴

 

 
マサティ
では、ムンドノーボ種のコーヒー豆の特徴をお話しましょう!


ムンドノーボ種の特徴は、

  • 環境の変化や病害虫に強く丈夫で収穫量も多い
  • コクがあり、酸味と甘み、苦みのバランスがとれている


環境の変化や病害虫に強く丈夫で収穫量も多いのですが、非常に高い樹高となるため、栽培や収穫は生産者にとって負担になりやすいため、中米諸国ではあまり広く栽培はされていません。

しかし、現在のブラジル産コーヒー豆の多くはムンドノーボ種の量産型派生品種が多いことは確かで、後にムンドノーボ種と矮小種(樹高の低い品種)をかけあわせて樹高を低くしたカトゥアイ種が生まれるきっかけとなった品種でもあります。

 

まとめ

 

 

 
マサティ
ムンドノーボ種のように、自然交配によって丈夫で環境の変化に強く収穫量も多い品種が誕生することは奇跡のように思えてきます。
自然交配で美味しいコーヒーとなったのも、その品種を発見したこともまさに奇跡ですね!

 

ムンドノーボ種のコーヒーはこちら

 

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