PORT OF COFFEE代表のまさてぃーです!
『エスプレッソ』と聞いて、苦かったり濃いコーヒーというイメージを持っていませんか?
実は、エスプレッソという飲み物はコーヒーの美味しさが詰まったとても奥深くて知れば知るほど楽しい飲み物です。
今回は、そんな『エスプレッソ』について解説したいと思います。
この記事を通じて、みなさんのエスプレッソに対するイメージがより一層楽しいものになったら嬉しいです。
ドリップコーヒーとエスプレッソの違いとは?
まずドリップコーヒーとは、その名の通りコーヒー豆の上からお湯を注いで「ドリップ」する抽出方法で淹れられたコーヒーを指します。
ドリップコーヒーは抽出量180mlに対してコーヒー豆は10gという分量でコーヒーを淹れますが、エスプレッソは抽出量25mlに対してコーヒー豆は7~8gというコーヒー豆の比率が多い分量でコーヒーを淹れます。
エスプレッソは抽出量が少ないため、その分ドリップコーヒーに比べてコーヒーの旨味が凝縮されています。また、ドリップコーヒーに比べて短時間で抽出されるためカフェインの量は少なくコーヒーの雑味が少ないことも特徴です。
完璧なエスプレッソとは?
やはりエスプレッソというと「濃い」イメージや「苦い」イメージがあると思います。
しかし、完璧なエスプレッソは旨味が濃厚でまろやかなものになります。
そのため、美味しいエスプレッソにはいくつかの基準があります。
そして挽き具合は極細挽きがベストです。
極細挽きにする理由は、短い抽出時間でコーヒーの持つ美味しさを十分に引き出すためです。他にもエスプレッソマシンに挽いたコーヒー豆をセットする作業(タンピング)は重要な技術の一つです。
エスプレッソの3層が綺麗に分かれているもの
完璧なエスプレッソは上から「クレマ」「ボディ」「ハート」と3層に分かれています。
- 「クレマ:クリーム色」= コーヒー豆の油分やタンパク質を含んだ甘さのもと
- 「ボディ:ブラウン」= コーヒーのコク・深みのもと
- 「ハート:ブラック」= コーヒーのふくよかな香りのもと
抽出時間
抽出時間が短すぎるものは味が薄くなってしまい、抽出時間が長すぎるものは苦みや雑味が強くなります。完璧な抽出時間でエスプレッソを抽出するには、エスプレッソマシンにコーヒー豆をセットする“タンピング”の技術などバリスタの腕と経験がものをいうわけです。
エスプレッソを美味しく飲むために
完璧な3層のエスプレッソは抽出後わずか10秒ほどで酸化が進んでいき、本来の味わいは時間とともに損なわれてしまいます。
それは見た目でも分かり、3層に分かれていた「クレマ:クリーム色」「ボディ:ブラウン」「ハート:ブラック」の3つの色のグラデーションが徐々に消えていき、全体が黒色に変化していきます。その風味を保つためには、風味を損ねる前に砂糖やミルクを加えることでエスプレッソの本来の風味を閉じ込めることができます。
【豆知識】カフェオレとカフェラテの違いとは?
では、「カフェオレ」と「カフェラテ」の違いは一体何なのでしょうか?
ドリンクに使用するコーヒーの淹れ方が違う
ドリップコーヒーを使うことでマイルドですっきりとした味わいが特徴です。
一方、「カフェラテ」は“エスプレッソにミルクを足したもの”になります。
エスプレッソを使うことでコクの深くて独特の甘みのある味わいが特徴です。
使用するコーヒーの種類によって呼び名と味が変わります。
ちなみにエスプレッソにミルクを足したものに「カプチーノ」があります。「カプチーノ」とは、ミルクを蒸気でスチームした際に生まれるミルクの泡(フォームミルク)が多く入っている飲み物になります。
カフェラテはスチームミルク(スチームで温めたミルク)を注いだ上にフォームミルクを加えるのに対して、カプチーノはスチームミルクとフォームミルクを50:50などの割合で加えます。また、フォームミルクの割合が多いものを「ドライカプチーノ」と呼び、フォームミルクの割合の少ないものを「ウェットカプチーノ」と呼びます。
「カフェオレ」や「カフェラテ」はミルクを加えるだけなのでホットもアイスも作れますが、「カプチーノ」はミルクをスチームしたホットでしか作れないのも特徴です。
まとめ
エスプレッソの奥深さや味わいを知ることで毎日のコーヒーライフがより一層楽しいものになります。
みなさんの毎日のコーヒーライフにぜひ、エスプレッソを追加してみませんか?